琵琶湖試料採取に同行しました。

分析系の津田瞳さんが、琵琶湖試料採取について報告してくれました。


10月中頃に、琵琶湖のサンプリングに同行して試料採取を行いました。

採取地点は、琵琶湖北湖今津沖中央(17B*)など、計5地点です。
採取は写真の滋賀県の水質実験調査船「びわかぜ」に乗船し行います。

  

水の採取は、写真の多筒採水器で深度別に採取します。
船上から採水器を降ろし、予め指定した深さで筒を閉じて湖水を採取します。

底質の採取は、不撹乱柱状採泥器を用いて行います。
円柱状の筒を湖底の堆積物に落として採取し、柱状のまま引き上げ一部は船上で層別に分けて研究室に持ち帰ります。

持ち帰った試料は研究室で各種前処理を行った後、分析に使用します。


*今津港と長浜港を結ぶ線上のほぼ中央の水深約 90m地点(今津沖中央)を通称17Bと呼ぶ。