島津製作所創業記念資料館に行ってきました

10/27(金)に第44回有機微量元素分析ミニサロンに参加しました。
そのプログラムの一環で、島津製作所創業記念資料館を見学しました。

島津製作所の創業100年を記念して開設されたこの資料館には、
創業以来製造してきた理化学器械やX線装置ならびに事業活動に関連する文献・資料などが展示されており、
島津製作所の歩みとともに、日本の近代科学技術の発展過程に触れることができます。

当初、仏具屋を営んでいた初代 島津源蔵が理化学器械の製造を学び、
都が東京に移って活気がなくなっていた京都を立て直すべく事業を興していった様子がよくわかりました。
2代目島津源蔵は父の跡を継ぎ、鉛蓄電池をはじめとした様々な発明で科学技術の発展に貢献しました。

  

館内には島津製作所が製造してきた理化学器械が数多く展示されており、
マネキンやはく製といった島津製作所のイメージには無かったものや、今でもおなじみの分光光度計の初号機など興味深いものばかりでした。

  

  

  

ガイドをしてくださった元社員の方のお話も面白く、
ノーベル化学賞を受賞された田中耕一氏とのエピソードなど時間が許せばもっと伺いたい内容でした。

(追記)
資料館見学後は京都大学薬学研究科に移動し、有機元素分析についての議論および情報交換を行いました。