業務紹介
ものづくり系では、オープンファシリティセンターものづくりユニット(以下、ものづくりユニット)での業務を主に行っています。ものづくりユニットでは教育・研究にかかわる学内外の利用者の要求に応えるべく、様々な加工機械を維持管理し、高度な技術を活かして業務を行っています。また、授業支援や講習会、地域貢献事業等も行っております。
ものづくりユニットは多数の機械を維持管理しており、利用者の加工要求に応えられるよう運営を行っています。切削系では「旋盤」「フライス盤」等の汎用切削加工機や「マシニングセンタ」「ターニングセンタ」等のNC制御切削加工機を、研削系では「平面研削盤」「円筒研削盤」を用意しています。また「型彫放電加工機」「ワイヤ放電加工機」「レーザ加工機」等の特殊加工系や「TIG溶接機」「MIG溶接機」等の溶接機に加え、「3次元座標測定器」「レーザ顕微鏡」等の測定機も用意しております。その他「ボール盤」「シャーリング」「ラボカッター」等、30種54台の機器を維持管理しております。
1.1 講習会業務
年に2~4回程度、ものづくりユニットの利用講習会を開催しています。ものづくりユニット利用においては講習会の参加が必須であり、年間200名程の受講者が参加しています。また使用頻度の多い機械や専門性の高い機械測定機に関しては、機械毎の講習会も開催しています。
1.2 加工依頼品製作業務
教員や研究室、また学外から来る加工相談や加工依頼に対応しています。加工相談においては材料の選定・発注、図面の作成方法、加工方法、設備利用方法等様々な相談に対応しており、対面相談以外に電話やメールでも対応しています。加工依頼は年間150件程度あり、試験片や実験装置部品等の製作をしています。
1.3 地域貢献事業
地域貢献事業として、夏休みに「創造性豊かなものづくり体験学習」を開催しています。小中高校生対象で、2日間でロストワックス法による作品を制作してもらっています。
また年に数回ものづくりユニットの見学に対応しており、小中高の学校や一般企業、学会等の団体に対して説明や実演等を行っています。
1.4 「学生と教員の共同プロジェクト」事業対応
学生と教員の共同プロジェクトの中で、「学生フォーミュラ参戦プロジェクト」「ROBOCON挑戦プロジェクト」の2つのプロジェクトがものづくりユニットの設備を利用しており、学生が安全に利用できるように対応しております。
1.5 学生スタッフの育成
2015年度より、ものづくりユニットで学生スタッフが活動しています。学生スタッフは講習会の企画・開催や加工補助、加工相談などに対応しています。ものづくりユニット職員が学生スタッフへの指導、スケジュール調整や情報共有化を行い、学生スタッフが主体となって様々な活動を行うことで、ものづくりユニットの更なる発展を目指しています。
- 授業支援業務
前学期では機械工学課程の「機械加工法及び実習」を、後学期では機械工学課程の「創造設計製図演習」で技術指導を行っています。
- 大学運営における技術支援
ISO14001環境マネジメントシステムの内部監査員として、環境分野業務にも参画しています。
専門技術
- 機械加工(機械を利用した加工)
- 溶接
- 手仕上げ
- 板金加工
- 図面製作(CADを含む)
- NCプログラミング(CAM)
- 機械設計(CAEを含む)
資格・免許
- 危険物取扱者(甲種)
- アーク溶接特別教育
- ガス溶接技能講習
- 粉じん作業特別教育
- 研削といしの取替え又は取替え時の試運転の業務に係る特別教育
- 玉掛け技能講習
- クレーン特別教育
- 動力プレスの金型等の取り付け、取り外し又は調整業務に係る特別教育
- 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習

