高度技術支援センター長(副学長) 増田 新
高度技術支援センターは、本学の教育研究を維持し発展させるうえで不可欠な技術支援を推進する組織です。本学は、これまで工科系大学として前身校設立から120有余年にわたり、学問、産業、文化、芸術に貢献する幾多の人材を輩出してきました。現在、本学は、バイオ、化学、材料、電子、情報、機械から建築・デザインや基盤科学までの幅広い分野で、人材育成と研究開発を行っています。本センターは、機器・施設の運用や維持管理、高度専門技術による研究支援などを通じて、本学の教育研究と社会連携活動に大きく貢献しています。
本センターに所属する技術職員は、それぞれの専門分野において自らの技術を高めるため自己研鑽を行っています。技術の幅を拡げるために、互いに教示しあう内部研修会の実施や、外部研修会への参加、さらに各種資格の取得を行うなど、常に技術力の向上に励んでいます。
社会構造が急速に変化し将来の見通しが困難な現在においては、大学には、知のエキスパートとして、あるべき未来のデザインを示し、その高度な専門知を基盤とする新たな価値創造によって、次世代の社会システムの構築に貢献する役割が求められています。このような新しい社会で活躍できる人材の育成や、新しい社会に寄与する研究開発の成果創出にむけて、本センターは引き続き強力に技術面からの貢献を目指します。